異文化理解への道ーアジアの文化人類学

2019年05月11日(土)
2限(10:45〜12:15)

開催回: 8回
受講料: 30,000円(税込)
学 期 春学期 講座番号 10001
教 室 南館2B32
形 式 レクチャー形式
キーワード 文化、民族、宗教、地域研究、少数民族、祭祀芸能、民俗宗教、山岳信仰
残席数 ○  ※〇:26%以上残席あり △:25%以下残席あり ×:満席
備 考 履歴や業績の詳細については以下をご参照下さい。https://researchmap.jp/read0024784/

講座概要

アジアを中心に40年ほど「歩き・見る・聞く・考える」のフィールドワークを通じて異文化理解とは何かを探究してきました。始まりは1971年のユーラシア放浪の旅にあります。旅の途上で出会ったアフガニスターンの遊牧民が人生を変えました。紺碧の空の下、雪に覆われたヒンドゥークシ山脈を背景に、羊や駱駝を連れて豪華な装いをして、砂漠の彼方から現われたパシュトゥーンとの出会いは、究極の異文化体験でした。人間は多様で自分の知らないことは無数にあると実感した時でした。本講義では、スリランカとインド、西南中国の少数民族、インドネシアのバリ、フィリピンの事例を中心に、究極の他者理解を目指す文化人類学の探究を紹介します。

修了条件

8コマ中、6コマ以上の出席かつ担当教員による判定。(注:1コマ(90 分)×8 回と2コマ(180 分)×4 回の講座があります。)

講師紹介
慶應義塾大学 文学部 名誉教授 鈴木 正崇
慶應義塾大学名誉教授。日本山岳修験学会会長。専攻:文化人類学・宗教学・民俗学。 著書:『中国南部少数民族誌』(三和書房,1985),『山と神と人』(淡交社,2001),『スリランカの宗教と社会』(春秋社,1996),『神と仏の民俗』(吉川弘文館,2001),『女人禁制』(吉川弘文館,2002),『祭祀と空間のコスモロジー』(春秋社,2004),『ミャオ族の歴史と文化の動態』(風響社,2012),『山岳信仰』(中央公論新社,2015),『東アジアの民族と文化の変貌』(風響社,2017),『熊野と神楽』(平凡社,2018)。
スケジュール
日 時 内 容
2019年05月11日(土)2限(10:45〜12:15) 仏教と民衆―スリランカの寺院に住み込み人々の暮らしを体験する中で見えてきた民族の生き方を考えます。
2019年05月18日(土)2限(10:45〜12:15) 儀礼からアートへ―北インドのビハール州の村の女性が大地や壁に描く儀礼絵画が商業化した変容過程を考察します。
2019年05月25日(土)2限(10:45〜12:15) 祭祀芸能と階層−南インドのカースト社会の成り立ちと今後の行方を、儀礼や演劇や芸能を通して検討します。
2019年06月01日(土)2限(10:45〜12:15) 首狩りからツーリズムへ―国民国家の辺境の地、北東インドに生きる山地民、ナガランドの人々の新たな生き方を探ります。
2019年06月15日(土)2限(10:45〜12:15) 少数民族の世界―西南中国のミャオ族との30年のつきあいから、政治と宗教、民族と国家、観光と開発の在り方を検討します。
2019年06月22日(土)2限(10:45〜12:15) 少数民族と漢族―西南中国のトン族・スイ族・ヤオ族など少数民族と、多数民族の漢族との相互変容の諸相を考えます。
2019年06月29日(土)2限(10:45〜12:15) 儀礼と観光のはざま―インドネシアのバリ島に生きる先住民、バリ・アガの伝統文化の諸相と観光化を考察します。
2019年07月06日(土)2限(10:45〜12:15) 焼畑と開発―フィリピンのミンダナオ島とパラワン島の山地に住む焼畑耕作民から現代世界を見るとどうなるかを考えます。

受講のお申込み
開催回:8回 受講料:30,000円(税込)