私の医療報道―終末期医療の現実など

2019年05月11日(土)
2限(10:45〜12:15)

開催回: 8回
受講料: 30,000円(税込)
学 期 春学期 講座番号 10002
教 室 南館2B33
形 式 レクチャー形式
キーワード 社会学、生命倫理学、ジャーナリズム論、医学・医療報道論
残席数 ○  ※〇:26%以上残席あり △:25%以下残席あり ×:満席
備 考 講師は35年に及ぶ新聞記者の仕事のなかで、事件・事故から政治・行政まで社会で起こる様々な問題を取材し、記事にしてきました。特に精力的に取り組んできたのが、「臓器移植」と「新型インフルエンザ」です。この2つをベースに「人の死の在り方」や「感染症の問題」にまで話を進めていきます。 提起された問題を議論し、その解決策を探るのもジャーナリズムの大きな役目だと思っています。講座では受講者の皆様方と議論を深めていきます。

講座概要

終末期医療における延命治療の是非、安楽死と尊厳死の違い、尊厳死法が制定されない事情、脳死は人の死か否か、なぜ臓器提供は増えないのか、どうして医療事故は繰り返すのか、新型インフルエンザをはじめとする感染症対策の在り方など医学・医療の問題は尽きません。そんな問題にどう対処していけばいいのでしょうか。まず取材を振り返りながら私の考えを語ります。その後に皆さんの意見を伺って議論したいと考えています。たとえば臓器提供に欠かせない脳死判定。1997年6月の臓器移植法成立の直前、救急医療現場に入って患者の脳死判定に立ち会いました。そのときの様子やその取材で感じたことを話したいと思います。

修了条件

8コマ中、6コマ以上の出席かつ担当教員による判定(注:1コマ(90 分)×8 回と2コマ(180 分)×4 回の講座があります。)

講師紹介
ジャーナリスト・作家(元産経新聞論説委員・編集委員) 木村 良一
1956年10月18日生まれ。慶大卒。慶大新聞研究所修了。日本医学ジャーナリスト協会理事・幹事。日本臓器移植ネットワーク倫理委員会委員。日本記者クラブ会員。日本マス・コミュニケーション学会会員。元慶大非常勤講師。産経新聞社に入社後、社会部記者として警視庁、運輸省、国税庁、厚生省を担当し、リクルート事件、金丸脱税事件、薬害エイズ事件、脳死移植問題を取材。論説委員としては10年間、医療問題の社説やコラムを執筆した。2018年10月に産経新聞社を退社。著書に「移植医療を築いた二人の男」(産経新聞社)、「臓器漂流」(ポプラ社)、「パンデミック・フルー襲来」(扶桑社新書)などがある。
スケジュール
日 時 内 容
2019年05月11日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:脳死は人の死か否か
説明:脳死とは何か。脳死移植が日本で認められる前、救急医療の現場で脳死判定を取材して考えた。
2019年05月18日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:続・脳死は人の死か否か
説明:もし目の前の脳死患者が自分の肉親だったら、「脳死は人の死」と割り切れるだろうか。
2019年05月25日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:どう終末期を生きたらいいのか
説明:あとは死が訪れるのを待つだけという状態に陥ったとき、延命治療を受けるべきか、拒否すべきか。
2019年06月01日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:なぜ医療事故は起きるのか
説明:ある大学病院で起きた医療事故を取材すると、そこには根深い閉鎖的体質があった。
2019年06月15日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:インフルエンザなんか怖くない
説明:多くの人が罹患する身近な感染症といえば、インフルエンザ。まずこの感染症から理解しよう。
2019年06月22日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:新型インフルエンザはなぜ怖いのか
説明:人が免疫を持たないから、パンデミック(地球規模の大流行)を引き起こして多くの人が感染死する。
2019年06月29日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:風疹と赤ちゃん
説明:感染が拡大すると、その先に致命的な打撃を受ける健康弱者がいることを学びたい。
2019年07月06日(土)2限(10:45〜12:15) 主題:人類は感染症を根絶できるか
説明:確かに発疹と高熱に苦しむ天然痘は根絶できた。だが、新たな感染症は次々と出現している。

受講のお申込み
開催回:8回 受講料:30,000円(税込)