近未来のグローバル日本を見通すー少子高齢化と多文化社会化に注目

2019年05月11日(土)
4限(14:45〜16:15)

開催回: 8回
受講料: 30,000円(税込)
学 期 春学期 講座番号 10007
教 室 南館2B34
形 式 レクチャー形式
キーワード 国際社会学、少子高齢化・人口減社会日本、日本的経営の終焉、国際移民の時代、外国人労働者政策、グローバリゼーション、オーストラリア多文化主義(マルチカルチュラリズム)、多文化社会化(多文化共生、多文化競生、多文化凶生、多文化矯正)、ポピュリズムとトランピズムそして移民排斥、ダイバーシティ尊重社会
残席数 ○  ※〇:26%以上残席あり △:25%以下残席あり ×:満席
備 考 授業では毎授業パワーポイントを使用し、配布資料を授業後に配布する予定。授業の内容を1冊にまとめた本は見当たらないので教科書は決められないが、随時、参考文献の紹介を行いたい。 本授業を受講することにより、安倍政権による外国人労働者政策の改正により変化する日本の近未来社会に対して不安を感じることなく、冷静に対応できるようになるだろう。そのような人々を一人でも多く生みだして、安全・安心な多文化社会日本を作りたいと思う。参考文献・カーズルズ・ミラー(関根政美・薫監訳)『国際移民の時代(第4版)』名古屋大学出版会、2011年・関根政美『多文化主義時代の到来』朝日新聞出版、2000年・塩原良和『分断するコミュニティ: オーストラリアの移民・先住民族政策』法政大学出版局、2017年・武田いさみ『物語オーストラリアの歴史―多文化ミドルパワーの実験 』中公新書、2000年

講座概要

 本授業の前半5回では現代日本の少子高齢化・人口減少・労働力不足が深刻化するなかで、女性・高齢者・若者の活用だけでなく、外国人労働者の活用が試みられていることに注目。2018年12月には、安倍政権が外国人労働力活用のため出入国管理・難民認定法を改正し、日系人、高度人材、技能実習生に加え、2019年4月より熟練技能外国人労働者を受け入れる新在留資格を設定した。この改正により、日本社会の多文化社会化はさらに進むだろう。授業の後半3回では、多文化主義の実践で有名な移民大国オーストラリアの「多文化主義(マルチカルチュラリズム)」に注目し、近未来の日本の多文化社会化に備えたい。

修了条件

8コマ中、6コマ以上の出席かつ担当教員による判定(注:1コマ(90 分)×8 回と2コマ(180 分)×4 回の講座があります。)

講師紹介
慶應義塾大学 法学部 名誉教授 関根 政美
・1979年3月慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了後、同年4月法学部政治学科専任講師就任。その後、助教授、教授を経て2016年退職後に名誉教授となり、今日に至る。 専門領域は、現代先進社会の社会文化変動(人種・民族・エスニシティ・多文化主義の政治社会学=国際社会学)の観点からオーストラリア研究に従事し、日豪比較社会研究にも注力(元慶應義塾大学メディア・コム研究所所長、元オーストラリア学会理事長、現在、日本学術会議連携会員)。
スケジュール
日 時 内 容
2019年05月11日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:授業・講師紹介と序論(少子高齢化日本を概説する)
説明:少子高齢化社会日本の現況について概説する。若者が結婚に従来ほど関心をもたなくなったのはなぜか(生涯未婚者の増加の理由)。
2019年05月18日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:労働力不足とアベノミクス(その1)
説明:アベノミクスに見られる労働力不足対策としての女性・高齢者・若者の活用策を概観するとともに、日本的終身雇用経営への変容圧力に注目する。
2019年05月25日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:労働力不足とアベノミクス(その2)
説明:日本人の活用でも不足する労働力補充のため、既に多くの外国人労働者が日本に在住することに注目する(多文化日本の風景)。"
2019年06月08日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:改正出入国管理・難民認定法の概要と問題点概説
説明:改正法の概要とその問題点を解説する。野党が取り上げたものや臨時国会後に明らかになった問題点を考察する。
2019年06月15日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:国際移民の時代
説明:入管法改正により本格的に日本は国際移民の時代に突入する。国際移民の時代とはどのような時代なのか考察する。
2019年06月22日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:オーストラリア史概説
説明:入植からオーストラリアがアジア・太平洋の多文化国家となった歴史的経緯を論じる(白豪主義国家から多文化主義国家へ)。
2019年06月29日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:オーストラリア多文化主義の概要@
説明:多文化主義と言えばカナダとオーストラリアだが、本授業ではオーストラリアの多文化主義とは何か論じたい。
2019年07月06日(土)4限(14:45〜16:15) 主題:オーストラリア多文化主義とポピュリズムの台頭
説明:民主主義社会は多文化社会となるが、なぜ多文化主義社会オーストラリアでもポピュリズムが問等するのか考える。日本への示唆ついても言及する

受講のお申込み
開催回:8回 受講料:30,000円(税込)