歴史学から考える現代中国

2019年09月28日(土)
3限(13:00〜14:30)

開催回: 8回
受講料: 30,000円(税込)
学 期 秋学期 講座番号 10014
教 室 南館2B31
形 式 レクチャー形式
キーワード 現代中国、中華、皇帝、人民
残席数 ○  ※〇:26%以上残席あり △:25%以下残席あり ×:満席
備 考 ※休講となりました10月12日(土)の講義の補講日は、12月7日(土)に決定いたしました。

講座概要

古来、日本人はいち早く文明が開けた隣国中国から多大な影響を受けてきた。さらに1972年に中華人民共和国と国交を結んで以来、はや半世紀近くになろうとしている。にもかかわらず、現在に至るまで中国及び中国人のことがいま一つわからず、その行動にしばしば戸惑うことがある。この講座では、そうした現代中国における日本人の数々の疑問に対し、歴史学の視点からその答えを探ることを目的とする。歴史学とは、対象の現在のありかたを過去からさかのぼってその変遷過程を明らかにし、対象の本質を見極めようとする学問であり、現代中国を理解するためにはきわめて有効な手段になると考える。

修了条件

8コマ中、6コマ以上の出席かつ担当教員による判定(注:1コマ(90 分)×8 回と2コマ(180 分)×4 回の講座があります。)

講師紹介
慶應義塾大学 文学部 名誉教授 山本 英史
南開大学歴史学院講座教授、慶應義塾大学名誉教授、博士(文学)。1950年生。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。東洋史学、なかでも明清史・近代史の社会史を専門とする。 主要著作に、『赴任する知県―清代の地方行政官とその人間環境』(研文出版、2016年)、『中国の歴史』増補改訂版(河出書房新社、2016年)、『清代中国の地域支配』(慶應義塾大学出版会、2007年)、『現代中国の履歴書』(慶應義塾大学出版会、2003年)などがある。
スケジュール
日 時 内 容
2019年09月28日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:中国の「大きさ」とは何か?
説明:中国は大きい。この当前のことを様々な角度から検討し、それに由来する諸問題を再考する。
2019年10月05日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:皇帝がいる世界
説明:広大な中国が一つにまとまっている原因を皇帝制度という観点から追究する。
2019年10月19日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:知識人と老百姓
説明:中国人といえども知識人と庶民とではその考え方に大きな相違があることの由来を考える。
2019年11月02日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:夫婦別姓の系譜
説明:伝統中国に育まれてきた中国の家族制度とその現代的意味を考える。
2019年11月09日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:面子とは何か?
説明:日本人が理解しにくい中国人の価値観の一つである面子の構造について考える。
2019年11月16日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:人民中国の出発
説明:中華人民共和国の成立の時代にさかのぼって、人民中国とは何であったを考え直してみる。
2019年11月30日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:改革開放政策の功罪
説明:現在の中国に様々な変化をもたらした改革開放政策が抱える諸問題について検討する。
2019年12月07日(土)3限(13:00〜14:30) 主題:内山完造の世界
説明:戦前上海の暮らした一日本人の中国像を紹介し、その現在に通じる考え方を再評価する。

受講のお申込み
開催回:8回 受講料:30,000円(税込)