現代中国論講義--どんな国なのか?(その1)

2020年06月20日(土)
3限〜4限(13:00〜16:15)

開催回: 4回
受講料: 15,000円(税込)
学 期 春学期後半 講座番号 20110
教 室 開講中止
形 式 レクチャー形式
キーワード 現代中国、政治、経済、社会、軍事
残席数 ○  ※〇:26%以上残席あり △:25%以下残席あり ×:満席
備 考 ・1回(90分)、全4回の講座です。

講座概要

中国は「世界の超大国」としての姿を現してきている。この「引っ越して離れることができない隣人」との関わりについて、今ほど考えなければならない時代はないだろう。しかし、この巨大な隣人を理解することは容易ではない。習近平体制下での中国の台頭を理解するには、習近平の総書記着任後の中国の内外動向を多角的に追跡する必要がある。しかし、中国の今を理解するには、短期の動向追跡にとどまらず、近年の中国のありようの、過去との連続性・断絶性などについて長いスパンで考察することが必要となる。さらに中国の行動様式を理解するには、政治、軍事、経済、社会、歴史、文学、宗教、文化など多角的な視点をふまえる必要がある。とはいえ、現代の中国という巨大で多面的な対象を理解する作業は、1人の研究者のキャパシティを遥かに超えるものとなっている。幸い、慶應義塾は日本における現代中国研究の拠点として長い伝統をもち、膨大な研究成果を蓄積してきた。そして現有スタッフをみても、幅広くまた深く、先端的な研究が行われ、義塾の現代中国研究は進化・発展を遂げている。本講座では、義塾における現代中国研究の資源を動員して、現代の中国がどのような国なのかについて、政治・軍事・経済・社会の面から論じていきたい。なお、本講座は、日中関係史・文学・文化・宗教の面からアプローチする「現代中国論講義――どんな国なのか?(その2)」と補完的な性格をもっており、両講座をあわせて受講されることをお勧めしたい。

修了条件

全講座回数の4分の3以上の出席および担当教員による判定

講師紹介
慶應義塾大学 経済学部 教授(本講座コーディネーター) 駒形 哲哉
慶應義塾大学経済学部教授、博士(経済学)。専攻は中国経済論、経済体制論、産業論。慶應義塾大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。霞山会給費留学生として南開大学留学(1989-90年)。霞山会職員、獨協大学経済学部専任講師、慶應義塾大学経済学部専任講師、准教授を経て2011年より現職。主著に『中国の自転車産業 「改革・開放」と産業発展』(単著、慶應義塾大学出版会、 2011年、慶應義塾賞、樫山純三賞受賞)、『移行期 中国の中小企業論』(単著、税務経理協会、2005年、中小企業研究奨励賞経済部門本賞受賞)など。
慶應義塾大学 総合政策学部 教授 加茂 具樹
慶應義塾大学総合政策学部教授、博士(政策・メディア)。専攻は現代中国政治・外交。主著に『現代中国政治と人民代表大会』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『現代中国の政治制度:時間の政治と共産党支配』(編著、慶應義塾大学出版会、2018年)など。
慶應義塾大学 法学部 教授 小嶋 華津子
慶應義塾大学法学部教授、博士(法学)。専攻は現代中国政治。主著に『現代中国の市民社会・利益団体—比較の中の中国』(共編著、木鐸社、2014年)、『中国の公共性と国家権力――その歴史と現在』(共編著、慶應義塾大学出版会、2017年)など。
慶應義塾大学 法学部 教授 安田 淳
慶應義塾大学法学部教授。専攻は現代中国の軍事・安全保障。主著に『中国をめぐる安全保障』(共編著ミ、ネルヴァ書房、2007年)、『台湾をめぐる安全保障』(共編著、慶應義塾大学出版会、2016年)など。
スケジュール
日 時 内 容
2020年06月20日(土)3限〜4限(13:00〜16:15) (3限)
講師:加茂 具樹(慶應義塾大学総合政策学部教授)
主題:誰がどの様に決定しているのか――中国の政策決定過程
説明:一党支配の現在と未来を展望するために、その政策決定過程を理解します。それは不変ではなく、社会の変化に応じて姿を変えています。
(4限)
講師:小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部教授)
主題:中国における党・国家・社会
説明:中華人民共和国建国以降、習近平政権に至るまで、中国共産党が基層社会をどのような技法を用いて統治しようとしてきたのかを講義したいと思います。
2020年06月27日(土)3限〜4限(13:00〜16:15) (3限)
講師:安田 淳(慶應義塾大学法学部教授)
主題:中国の安全保障とは何なのか?
説明:中国が安全保障をどのように捉えており、日本はそれとどのように関わるのか、軍事に目配りしつつ考えます。
(4限)
講師:駒形 哲哉(慶應義塾大学経済学部教授)
主題:米中貿易摩擦は何を意味するのか?
説明:米中貿易戦争の本質は何なのか――世界経済の構図を塗り替える中国の経済的台頭の経緯と経済システムの特徴から迫ります。

受講のお申込み
開催回:4回 受講料:15,000円(税込)